現地・現物確認は重要です!!

丹念に調査する

こんにちは。NORIです。

今日は現地・現物の確認がどれだけ重要であるかを身をもって感じたことがありましたので、その経験をお話ししたいと思います。

ちょっと変わった職務になりますがカスタマーサービス責任者として、お客様の与信調査をする仕事がありました。

サーバー貸出や大容量の回線をお客様へ提供するため、そのお客様が投資に見合った規模、業績の会社かどうかを判断するものです。

破産したり、何らかの問題が発生してお客様の事業が継続できなくなると、お金を回収できなくなる事態に陥ってしまうため、そうならないように事前に調査を行います。

ある時、営業担当が物凄い大きな案件をもってきました。

その営業担当の管轄下にある子会社が持ってきた大きな売上げを生む契約でした。

当時、伸び悩んでいた売上に明るい兆しが見えてきたので営業は大変に盛り上がっていました。

契約内容から長期的に売上、利益UPにつながる案件でしたので私もワクワクしていました。

大型案件ですので、いつものように与信を行うために数社から企業情報を取り寄せ、ネットでも情報収集にあたりました。

すると今までの経験則から会社の規模に対して弊社への支払金額(月額)が大き過ぎることに気が付きました。

また事業内容を見ても将来的に伸びるような業種・業態を扱っているようにも見えませんでした。

これは「怪しい」と思い、すぐに営業担当に”履歴事項全部証明書”を入手するように依頼しました。

”履歴事項全部証明書”の「目的」欄を見ると十数種類の事業が記載されています。しかも、どれも関連性がありません。

営業担当に確認すると子会社の営業が持ってきた案件なので、実際の会社は見ていないとのことでした。

私は不審に思い、”履歴事項全部証明書”に書かれている住所、そしてインターネットの会社情報に記載されていたそのビルの5階へ行って、会社の状況を”自分の目で確認する”ことにしました。

するとどうでしょう!?。該当のビルは4階建て、事業をしていると思われた5階はなく、ビルのテナントが表示されているサインパーツにはその会社の名前は載っていませんでした。

テレビドラマのような事って本当にあるのですね。

もう少し、その会社の調査を続けると取得している一部のIPで公序良俗に反するサイトを運営していることもわかりました。

大型案件でしたので、今まで調査した内容を取りまとめて事業に関わる責任者を集めて判断を仰ぎました。

結果、会社としてその契約の締結を見合わせることにしました。

残念ではありますが、料金を回収できない危険性も大ですし、自社の状況を悪化させる可能性もあるので仕方がありません。

今は監査という職務で『現地/現物確認を必ず行うこと』と耳が痛くなるほど注意されていますが、この案件は”自分の目で確認することがいかに重要であるか”を身をもって学ぶことができた貴重な経験となりました。